2010年2月22日

本堂ぐるっとまわった左手の白い花

一昨日の、21日、日曜日。

境内をはきそうじしていたとき、
本堂をぐるっとまわった
左手にある木に咲く白い花を
『この花、なんていうのかしら?』
とお聞きくださった方。

あれは『しきみ(しきび)』でした。


『しきみ』は仏前や墓前に供えられます。

『しきみ』の実は有毒であると言われ、
昔土葬にしていた頃、
遺体を埋めた墓地を動物が掘って荒らしたため、
これを防ぐために、 有毒植物である『しきみ』を供えることで
動物を避ける役目をしました。
これが現在では墓地に『しきみ』を植える習慣に
なったと言われているそうです。

ということを、副住職から教えてもらいました。

実は、昨年の夏に嫁いだばかりの私・・・
まったくの勉強不足で、とても恥ずかしいのですが、
お聞きくださったとき、木の名前がわかりませんでした。

『後で調べて、ホームページに載せておきます!』
とお伝えすると、
『わかったわ!』
と言ってくださったのですが・・・。

このブログを見てくださっていますように。

法起院の境内は、小さいなりにも
いろいろな木や草花が育っています。

近頃は、それらに関心を寄せてくださる方も少なくありません。
ましてや、私にとっては、日々、そしてこれからもずっと
共に暮らしていく木や草花たち。
自分なりの『法起院の木・草花図鑑』を
作りたいな、と思いました。

ちなみに、最初に書いた、
『本堂をぐるっとまわって左手』にあるしきび。

よく見ると、十三重の塔の塀から出てきていました。
にも関わらず、まっすぐとのび、
きれいな花を咲かせているその姿、
見習いたいものだな、と感じました。

投稿者 法起院 : 16:36 | -

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